
新築を検討されている皆さん、窓選びはすでに進んでいますか。
 窓は、部屋に光と風を運び、住む人の暮らしを豊かにする大切な要素です。
 しかし、窓選びは奥が深く、サイズや種類、設置場所など、さまざまな要素を考慮しなければなりません。
せっかくの新築、窓選びで後悔したくないですよね。
 この記事では、新築で後悔しないための窓選びの基礎知識を解説します。
 窓のサイズ、種類、選び方のポイントを理解して、理想の住まいを実現しましょう。
□新築の窓サイズ!基本を知っておこう
新築の窓サイズを決める前に、基本的な知識を理解しておくことが大切です。
 窓のサイズには、標準的なサイズや建築基準法で定められたルールなどがあります。
1:標準的な窓のサイズ
一般的な窓のサイズは、メーカーによってほぼ共通しています。
・高さ(H):37cm~203cm
 ・幅(W):30cm~190cm
上記の高さと幅を組み合わせて、窓の規格が設定されています。
2:一般的な住宅の窓サイズ
一般的な住宅で採用されている窓サイズは以下の通りです。
・掃き出し窓:(高さ)200cm~220cm × (幅)170cm~180cm
 ・腰高窓:(高さ)120cm前後 × (幅)90cm~180cm
掃き出し窓は、リビングなどに設置されることが多い大きな窓です。
 床面と繋がっているので、庭への出入り口としても機能します。
 腰高窓は、寝室や書斎など、比較的プライベートな空間に設置されることが多い窓です。
3:建築基準法で定められた窓の大きさ
新築住宅を建てる際に、必ず確認しておきたいのが建築基準法です。
 建築基準法では、住宅の居室の採光や換気のために、窓の大きさを定めています。
具体的には、以下の2点が挙げられます。
・採光に必要な窓の面積:居室の床面積の7分の1以上
 ・換気に必要な窓の面積:部屋の床面積に対して1/20以上の開口面積
これらの基準を満たしていないと、建築許可が下りない場合があります。
 窓のサイズを決める際には、建築基準法を満たしているか、事前に確認するようにしましょう。
□部屋別!窓選びのポイント
窓選びは、部屋の用途や目的によって異なります。
 それぞれの部屋に合わせた窓の選び方、チェックポイント、失敗談などを紹介していきます。
1:リビングの窓は日当たりを考えよう
リビングは家族が集まる空間なので、日当たりと通風を重視して快適な空間を作りましょう。
 リビングの窓選びでは、以下の点をチェックしましょう。
・採光:太陽の光が十分に差し込むように、窓の大きさや位置を検討しましょう。
 ・通風:夏は涼しい風が通り抜けるように、窓の配置や開閉方法を考えましょう。
 ・防犯:掃き出し窓はガラス面が広いので、防犯対策も重要です。
2:キッチンの窓は目的に応じて選ぼう
キッチンの窓は、換気や採光、開放感を得るために設置されます。
・換気:調理中の油煙や臭いを排出するために、換気扇と併用できる窓を選びましょう。
 ・採光:キッチン全体を明るくしたい場合は、FIX窓などの採光に優れた窓を選びましょう。
 ・開放感:キッチンに開放感を出したい場合は、掃き出し窓や腰高窓など、大きな窓を選ぶのも良いでしょう。
3:お風呂場の窓はカビを防ぐことを意識
お風呂場の窓は、湿気対策が重要です。
 通気性の良い窓を選び、換気扇と併用することで、カビの発生を防ぎましょう。
4:寝室の窓選びでは安眠を最優先
寝室の窓は、安眠できる空間を確保するため、以下の点を考慮しましょう。
・遮光性:光を遮断できるカーテンやブラインドなどを設置しましょう。
 ・防音性:外の音が気になる場合は、防音性の高い窓を選びましょう。
 ・温度調整:冬は暖かく、夏は涼しいように、窓の断熱性能も考慮しましょう。
5:トイレに窓を設置するかは慎重に
トイレに窓を設置するかどうかは、慎重に検討する必要があります。
 換気は換気扇で十分な場合もありますし、プライバシーや防犯面を考えると、窓は不要かもしれません。
 もし、どうしても光を取り入れたい場合は、FIX窓など、開閉できない窓を選ぶのがおすすめです。

□まとめ
新築の窓選びは、住まいの快適性を左右する重要な要素です。
 この記事では、窓のサイズ、種類、選び方のポイントを紹介しました。
 部屋の用途や目的、周辺環境などを考慮して、最適な窓を選んでください。
 窓選びで後悔しないよう、この記事を参考にして、理想の住まいを実現しましょう。















