ダイニングに小上がりを取り入れることで、空間を有効活用できるだけでなく、家族のコミュニケーションを促進したり、リラックスできる空間を生み出すなど、さまざまなメリットがあります。
こだわりの空間作りに興味があり、おしゃれで機能的なダイニングを実現したいと考えている方のために、今回は、小上がりダイニングの魅力と設計のポイントをご紹介します。
□ダイニングに小上がりを取り入れるメリット
ダイニングに小上がりを設けることは、単なる空間のアクセントにとどまらず、生活の質を高めるための有効な手段です。
小上がりをダイニングに取り入れることで得られる具体的なメリットを見ていきましょう。
1:空間の有効活用
小上がりは、リビングダイニングを仕切る役割を果たすだけでなく、その下に収納スペースを設けることで、空間を有効活用できます。
リビングとダイニングの境界線を曖昧にすることで、広々とした開放的な空間を実現することも可能です。
2:家族のコミュニケーション促進
小上がりは、家族が集まるリビングダイニングの新たな中心となる場所となり、自然と会話が生まれやすい空間を作ることができます。
食事だけでなく、読書やティータイムなど、さまざまなシーンで家族が一緒に過ごす機会が増えるでしょう。
3:リラックスできる空間
小上がりは、床よりも少し高い位置にあるため、リビングダイニングとは異なる空間として認識され、リラックスできる雰囲気を醸し出します。
畳やクッションなどを敷けば、より快適な空間になります。
□小上がりダイニングの設計ポイント
小上がりダイニングを設計する際には、高さを適切に設定したり、収納スペースを効率的に活用したりなど、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
具体的な設計ポイントを見ていきましょう。
1:小上がりの高さ
小上がりの高さは、使用する用途や部屋の構造によって異なります。
・ダイニングチェアを使用する場合
ダイニングチェアに座った際に、テーブルとの高さを合わせることが重要です。
一般的なダイニングテーブルの高さは70cm程度なので、小上がりは30~40cm程度が適切です。
・畳やクッションを使用する場合
床に座ってゆったりとくつろぎたい場合は、20cm程度の低めの小上がりで十分です。
ただし、低すぎるとつまずきやすくなるので注意が必要です。
2:収納スペースの活用
小上がりの下は、収納スペースとして活用できます。
引き出しやオープンシェルフなどを設置することで、リビングダイニングで必要なものを効率的に収納できます。
3:素材選び
小上がりの素材は、部屋の雰囲気や用途に合わせて選びましょう。
・木
温かみがあり、自然な雰囲気を演出できます。
ダイニングテーブルや床材と調和しやすい素材です。
・畳
和テイストの空間作りに最適です。
通気性も良く、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。
・タイル
モダンでスタイリッシュな空間作りに最適です。
掃除がしやすく、耐久性も高い素材です。
□まとめ
ダイニングに小上がりを取り入れることで、空間を有効活用できるだけでなく、家族のコミュニケーションを促進したり、リラックスできる空間を生み出すなど、さまざまなメリットがあります。
小上がりの高さを適切に設定したり、収納スペースを効率的に活用したりするなど、設計のポイントを押さえ、理想のダイニング空間を実現しましょう。