薪ストーブのある暮らしに憧れるけれど、間取りや設置場所など、具体的なイメージが湧かない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、薪ストーブのある暮らしを具体的にイメージできるように、間取りや設置場所の選び方、薪ストーブの魅力について解説していきます。
□薪ストーブの魅力とは?
薪ストーブの魅力は、なんといっても燃える炎を眺めながら、温かい空間で過ごすことができる点にあります。
1:リラックス効果のある炎の揺らめき
薪ストーブは、正面の扉が窓になっており、薪が燃える様子を眺めることができます。
電気照明とは異なり、燃える炎はゆらゆらと揺らめき、見ているだけで心が落ち着き、リラックス効果をもたらします。
2:輻射熱による暖かさ
薪ストーブは、温風ではなく、遠赤外線で直接空気を暖める「輻射式」が一般的です。
輻射熱は、身体の芯からじんわりと温めてくれるので、暖房器具として非常に効果的です。
また、室内の空気を乾燥させにくいというメリットもあります。
3:停電時にも頼りになる暖房・調理器具
近年、自然災害による大規模停電が頻発しています。
薪ストーブがあれば、停電時でも暖房と調理の両方が可能です。
災害時にも安心して過ごせる、頼りになる存在と言えるでしょう。
□薪ストーブのある家の間取りと設置場所
薪ストーブのある家の間取りは、設置場所によって大きく変わってきます。
1:中央への設置
薪ストーブを家の真ん中に設置する間取りは、360度全方位に熱が放出されるため、最も暖房効率が良いとされています。
しかし、煙突の支持方法や生活動線の確保など、注意すべき点もいくつかあります。
2:平行設置
薪ストーブを壁面に平行に設置する間取りは、最も一般的な設置方法です。
生活動線を邪魔しにくく、他の家具や設備への影響も少ないため、多くの家庭で採用されています。
3:土間への設置
土間リビングに薪ストーブを設置するケースも増えています。
土間であれば、床の汚れを気にせず、薪を置いておく薪棚も設置しやすいというメリットがあります。
4:コーナー設置
部屋の角に薪ストーブを設置する間取りは、デッドスペースを有効活用できます。
しかし、平行設置や中央への設置と比べると、放熱範囲が狭くなるというデメリットがあります。
□まとめ
薪ストーブは、燃える炎を眺めながらリラックスできるだけでなく、輻射熱による暖かさや停電時にも役立つ暖房・調理器具として、魅力的な存在です。
間取りや設置場所によって、薪ストーブのメリットを最大限に活かすことができます。
薪ストーブのある暮らしを検討する際は、それぞれの設置方法の特徴やメリット・デメリットをよく理解した上で、ご自身のライフスタイルに合った間取りと設置場所を選んでください。