年を取っても自宅で自立した生活を続けたいと願う方にとって、バリアフリー設計による安全かつ便利な居住空間は非常に重要です。
本記事では、バリアフリーの間取りの重要性と、具体的な実装方法について紹介します。
この記事をご覧になって、安全で快適な住環境の構築に役立ててください。
□老後も安心!バリアフリー平屋の間取り設計ポイント
老後の安全性と利便性を重視した、バリアフリー平屋の間取り設計のコツをご紹介します。
特に玄関や居間のアクセスをスムーズにするための方法や、家族間の心理的な障壁を減らす設計について説明します。
*バリアフリー平屋の間取りのコツ
老後も健やかに、外出しやすい設計を意識しましょう。
長く住むことを考えて、移動しやすく外出しやすい設計にすることが大切です。
たとえば、二世帯住宅でご両親と同居する場合、寝室や居間から玄関までの段差が少なく、動線が良い間取りにしましょう。
引き戸を多用した平屋の間取りは、車椅子にも対応しやすいです。
玄関を広めにし、段差を少なくして引き戸にすることが有効です。
*「心のバリアフリー」を念頭に
二世帯住宅や同居の場合、高齢者や障害のある家族が他の家族に遠慮しがちです。
こうした遠慮がストレスになることもあります。
「心のバリアフリー」も意識しましょう。
トイレの回数が多い場合は、寝室近くにトイレを設け、小さなことでも気になることを解消して、快適に暮らせる間取りをつくりましょう。
□車いすでも快適に!各部屋別バリアフリー設計の詳細
車いすを使用する人々のためのバリアフリー設計の具体的なポイントについて解説します。
玄関、風呂、トイレ、廊下、階段、キッチン、リビングのそれぞれに必要な改良点と効果的な設計手法を詳しくご紹介します。
1:玄関
玄関周りは、出入りしやすいようにスロープを設けて、段差をなくしましょう。
スロープの勾配は12分の1以下がおすすめです。
引き戸を採用し、車いすの人が外出しやすいようにしましょう。
2:風呂
転倒事故を防ぐため、出入り口の段差をなくし、手すりを設けると安心です。
床材は滑りにくいものを選び、浴室の深さは50cm前後にすると良いでしょう。
3:トイレ
トイレは車いすから移動するため、室内を広めにしましょう。
1.8m×1.8mの広さがあると安心です。
ドアは引き戸や折戸にし、寝室との距離を近くにすることが大切です。
4:廊下
廊下は車いすが通れるように幅を広めにしましょう。
78~90cmの幅があると曲がり角でもスムーズに通れます。
夜間の移動に備えて、足元に自動で光るライトを設置すると良いでしょう。
5:階段
階段は段差を低めにし、手すりを両側に付けましょう。
手すりの高さは床から75cm程度が使いやすいです。
6:キッチン
キッチンは車いすの人でも座ったまま調理しやすいように設計しましょう。
シンクやコンロ、収納スペースは低めにし、作業テーブルの下を空けると便利です。
□まとめ
老後も安心なバリアフリーな間取り設計のポイントについて解説しました。
外出しやすく動線の良い設計にすることで、安心して住み続けられます。
また、車いすでも快適に過ごせるように、各部屋別に適切なバリアフリー設計を取り入れることが重要です。
ぜひこれらのポイントを参考に、安全で快適な住環境を構築しましょう。
当社では、カスタマイズ可能な新築住宅を提供しています。
もし、安心で快適な住まいをご希望の方は、ぜひ当社までご連絡くださいね。