【窓の種類や選び方】
HULK HOME COLUMN Vol.03 — 窓のすべて
窓の種類と選び方を徹底解説
|ガラス・サッシ・断熱性能まで、快適な家をつくる窓選びガイド
断熱材をどれだけ高性能にしても、窓の性能が低ければ家全体の快適さは大きく損なわれます。これから家を建てる方も、今の家の性能を上げたい方も、まずは「窓」の基礎知識から見直してみましょう。
「エアコンをつけているのに窓の近くだけ寒い」「結露がひどくてカーテンがカビてしまう」――そんな経験はありませんか?実は、これらの多くは窓の性能不足が原因です。
住宅の熱損失のうち、約50〜60%は窓などの開口部から逃げていると言われています。断熱材コラム(Vol.02)でお伝えしたように、壁の断熱をいくら高めても、窓が弱点になれば効果は半減してしまいます。今回は、窓を構成するガラスの種類・サッシの素材・選び方のポイントを徹底解説します。
そもそも「窓」はなぜ熱が逃げやすいの?基礎知識
窓は採光・通風・眺望という大切な役割を担う一方で、住宅の中で最も熱が出入りしやすい部位でもあります。壁に比べると断熱性能が圧倒的に低く、外気温の影響を直接受けやすい構造です。
環境省などの調査によると、冬に室内の暖かさが逃げる経路は窓・ドアなどの開口部が全体の約48〜58%を占めると言われています。夏の日射熱の侵入も、約70%以上が窓から入ってくるとされています。つまり、窓の性能を上げることは家全体の省エネ・快適性向上に直結する最も効果の高い対策のひとつです。
窓の性能を語るうえで欠かせないのが、①ガラスと②サッシ(枠)の2つです。どちらか一方だけが高性能でも効果は限定的で、両方をセットで考えることが重要です。
| 要素 | 役割 | 性能を左右するポイント |
|---|---|---|
| ガラス | 熱・光・音の遮断 | 枚数・ガスの種類・コーティング |
| サッシ(枠) | 気密・断熱・耐久性 | 素材(アルミ/樹脂/木) |
断熱材における「熱伝導率(λ)」と同様に、窓の断熱性能を示す数値がU値(熱貫流率)です。数値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能が高いことを意味します。一般的な単板ガラスのU値は約6.0 W/㎡・K、高性能なトリプルガラスでは約0.6〜0.8 W/㎡・Kと、実に10倍近い差があります。
ガラスの種類を徹底解説
窓ガラスは大きく「枚数」と「特殊加工の有無」で性能が変わります。現在市場に流通する主な4種類を詳しく解説します。
1枚のガラスのみで構成された最もシンプルな窓ガラスです。かつての日本住宅で広く使われていましたが、断熱性能が極めて低く、現在の新築住宅ではほぼ使用されていません。古い戸建てやマンションにはまだ多く残っており、リフォームの優先度が最も高い窓です。
2枚のガラスの間に乾燥空気やガス(アルゴン・クリプトン等)を封入した中空層を設けた断熱ガラスです。空気やガスが断熱材の役割を果たし、単板ガラスに比べて断熱性能が大幅に向上します。現在の新築住宅では広く普及しており、基本的な断熱性能の担保として多くのビルダーが採用しています。中空層にアルゴンガスを封入すると、空気よりも熱伝導率が低いため、さらに断熱性能が高まります。
Low-E(Low Emissivity=低放射)複層ガラスとは、ガラスの表面に金属酸化物の特殊コーティング(Low-E膜)を施した高性能複層ガラスです。このコーティングが赤外線(熱線)を反射・吸収することで、夏の日射熱の侵入を抑え、冬の室内の暖かさを逃がしにくくします。ハルクホームでは、さらにアルゴンガスを中空層に封入することで、断熱性能を一段と高めた仕様を標準採用しています。
3枚のガラスで2層の中空層を形成し、それぞれにアルゴンガスやクリプトンガスを封入した最高性能のガラスです。北欧・ドイツなどの寒冷地では標準仕様として広く普及しており、近年は日本でも高性能住宅を目指す場合に採用が増えています。断熱性・遮音性ともに最高水準を誇りますが、重量・コストも相応に高くなります。
サッシの素材で性能はこんなに変わる
どれだけ高性能なガラスを使っていても、サッシ(枠)の素材が断熱性能の足を引っ張ることがあります。特に日本で長年使われてきたアルミサッシは熱伝導率が高く、フレーム部分から大量の熱が逃げてしまいます。
| サッシ素材 | 熱伝導率 | 断熱性 | 耐久性 | コスト | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| アルミ | 高い(熱が逃げる) | × 低い | ◎ 高い | ◎ 安価 | 旧来の標準。結露しやすい |
| アルミ樹脂複合 | 中程度 | ○ 中程度 | ◎ 高い | ○ やや安価 | 外側アルミ・内側樹脂の複合 |
| 樹脂 | 低い(熱が逃げにくい) | ◎ 高い | ○ 良好 | △ やや高め | 欧米では標準。結露しにくい |
| 木製 | 低い | ◎ 高い | △ メンテ必要 | △ 高い | デザイン性◎。定期塗装が必要 |
アルミの熱伝導率は約210 W/m・Kであるのに対し、樹脂は約0.17 W/m・Kと、実に約1,200倍もの差があります。これほどの差があるため、高性能ガラスを採用してもアルミサッシでは窓全体の断熱性能が大幅に落ちてしまいます。欧米では樹脂サッシが標準仕様として普及しており、日本でも省エネ基準の強化に伴い急速に採用が進んでいます。
※グラフは断熱性能の高さのイメージ比較です。製品・仕様により異なります。
ハルクホームの窓仕様と、今の家をよくするリフォーム
ハルクホームでは、Low-E複層ガラス+アルゴンガス封入を標準仕様として全棟に採用しています。高い断熱性・遮熱性・防露性を実現しながら、コストパフォーマンスのバランスを考慮した最適解です。
さらに、ハルクホームが大切にしているのが方角ごとの窓設計です。Low-Eガラスには「遮熱型」と「断熱型」があり、それぞれ東西南北の方角によって使い分けることで、季節を問わず快適な室内環境を実現しています。
すでに戸建てに住んでいて「冬が寒い」「結露がひどい」とお悩みの方にも、窓の性能を改善する方法があります。大規模な工事なしでも効果を実感できるリフォームをご紹介します。
- 窓リフォームは費用対効果が高い 断熱リフォームの中で、窓の改善は最も費用対効果が高い工事のひとつです。国土交通省の調査では、窓の断熱改修を行った家庭で冬の暖房エネルギーが平均20〜30%削減されたというデータもあります。
- 補助金・減税制度を活用しよう 国や自治体が実施する省エネリフォームへの補助金制度が充実しています。「先進的窓リノベ2024」「子育てエコホーム支援事業」などが活用できる場合があります。申請には条件があるため、事前に確認が必要です。
- まずは「一番寒い窓」から改善を 予算が限られている場合は、最も寒さを感じる窓・結露がひどい窓から優先して改善するのが効果的です。リビングの大きな窓や、北向きの窓から着手するケースが多いです。ご相談はお気軽にどうぞ。
よくある質問
実際の窓の違い、モデルハウスで体感してみませんか?
「窓の性能」はカタログの数字だけではなかなか伝わりません。
ハルクホームのモデルハウスでは、Low-E複層ガラス+アルゴンガス仕様の窓を
実際に触れて、体感していただけます。
「窓ひとつでこんなに違うの?」をぜひご自身の手で確かめてください。
受付時間 9:00〜18:00 定休日:水曜・第1・3火曜・祝祭日
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家の中の温度差を減らして快適な暮らしを可能にする高断熱・高気密住宅をご提供しております。 一棟一棟を大切に建てる。丁寧な仕事でお客様にお応えする。 私達は多様なお客様のご要望をすべてしっかりと受け止めることから始めます。 家づくりに関するお困りごとがありましたらぜひお気軽にご相談ください!
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