【断熱材徹底比較】
HULK HOME COLUMN Vol.02 — 断熱材のすべて
断熱材の種類と違いを徹底比較
|グラスウール・発泡ウレタン・硬質ウレタンフォーム、どれがいい?
家の快適さを大きく左右するのに、意外と知られていない「断熱材」。今回はその種類と特徴をわかりやすく比較・解説します。家づくりの参考にぜひお読みください。
「夏は暑くて冬は寒い…光熱費も毎月高い…」そんなお悩み、もしかしたら断熱材の性能が関係しているかもしれません。
断熱材は壁・天井・床の中に隠れているため、完成した家からは見えません。でも、住み心地・光熱費・結露リスクなどに直結する、家づくりにおいてとても大切な素材です。今回のコラムでは、住宅でよく使われるグラスウール・発泡ウレタン・硬質ウレタンフォームの3種類を徹底比較します。
そもそも断熱材って何?基礎知識を整理しよう
断熱材とは、熱の移動を遅らせるために壁・天井・床に入れる素材のことです。夏の暑い外気や冬の冷気が室内に入り込むのを防ぎ、室内の快適な温度をできるだけ保つ役割を担っています。
断熱材の性能が低い家では、次のような問題が起きやすくなります。
- 光熱費が高くなる 冷暖房の効きが悪く、エアコンをフル稼働させても部屋が温まらない・冷えないという状況になりがちです。毎月の光熱費に大きく影響します。
- 結露が発生しやすくなる 壁や窓の温度差が大きくなると結露が生じ、カビや腐食の原因になります。建物の寿命を縮める大きな要因のひとつです。
- ヒートショックのリスクが上がる 暖かいリビングから寒い脱衣所・浴室への急激な温度変化は、血圧の急上昇を招き、ヒートショックの原因になります。特にご高齢の方には深刻なリスクです。
断熱材の性能を比較するとき、よく使われる数値が熱伝導率(λ:ラムダ)です。これは「熱をどれだけ通しやすいか」を示す数値で、数値が小さいほど断熱性能が高いことを意味します。一般的に0.020〜0.050(W/m・K)の範囲の素材が住宅断熱材として使われています。
たとえば冷蔵庫・冷凍庫の壁の中には硬質ウレタンフォームが使われており、庫内の低温を保っています。宇宙服や登山用防寒具には繊維系の断熱材が応用されており、過酷な環境下での保温を実現しています。また自動車のボンネット内側・新幹線の車体にも吸音・断熱素材が使われています。住宅用と同じ素材が、産業・工業・宇宙まで幅広く応用されているのです。
住宅に使われる断熱材は大きく「繊維系」「発泡プラスチック系」「天然素材系」の3カテゴリに分かれます。今回解説する3種類はそれぞれ以下のカテゴリに属します。
| 断熱材名 | カテゴリ | 施工方法 | 主な原材料 |
|---|---|---|---|
| グラスウール | 繊維系 | 充填断熱 | リサイクルガラス |
| 発泡ウレタン(現場発泡) | 発泡プラスチック系 | 吹き付け断熱 | ポリウレタン原液 |
| 硬質ウレタンフォーム | 発泡プラスチック系 | 充填・外張り断熱 | 高密度ポリウレタン |
3種類の断熱材を徹底解説
それぞれの断熱材について、素材・作られ方・メリット・デメリット・家以外での用途など、多角的に解説していきます。
グラスウールは、ガラスを高温で溶かして繊維状に引き伸ばし、綿のように成形した断熱材です。主な原料はリサイクルガラスで、廃ガラスびんなどが再利用されています。細いガラス繊維の間に空気を閉じ込める構造で断熱性能を発揮します。製品はロール状や板状(ボード)に加工され、現場で柱と柱の間に充填して使用します。
発泡ウレタンは、2種類の液体(イソシアネートとポリオール)を混合して現場で吹き付け、化学反応によって発泡・硬化させる断熱材です。スプレーガンで壁や屋根裏に直接吹き付けると、みるみるうちに膨らみ、隅々まで充填されます。この「現場発泡」の特性が最大の特徴です。
②スキンカット問題:膨らみすぎた箇所は「スキンカット(表面の緻密な層を削り取る作業)」が必要になることがある。カット後の断面は多孔質になるため、湿気が入り込みやすくなる。
③結露リスク:多孔質構造のため湿気を吸いやすく、内部結露が発生するリスクが高まる。長期的な建物ダメージにつながる可能性がある。
④職人依存:仕上がりの均一性は施工者の技術に左右される部分が大きい。
硬質ウレタンフォームは、高密度のポリウレタンを工場で発泡・成形し、板状(パネル状)に仕上げた断熱材です。工場製品のため品質が均一で、現場に搬入されたパネルを壁・床・天井に組み込む形で施工します。発泡ウレタンと同じウレタン系ですが、工場で精密に製造されるため、性能のバラつきが極めて少ないのが特徴です。スーパーウォール工法では、この硬質ウレタンフォームを高密度に充填したパネルで家全体を包み込みます。
3種類を徹底比較!選ぶときのポイント
3種類の断熱材を主要な項目で一覧比較します。どの性能を重視するかによって、最適な断熱材は変わってきます。
| 比較項目 | グラスウール | 発泡ウレタン | 硬質ウレタンフォーム |
|---|---|---|---|
| 断熱性能 | △ 標準的 | △ 方角でムラあり | ◎ 最高水準 |
| 気密性 | △ 施工次第 | △ 施工次第 | ◎ 非常に高い |
| 耐湿・防露性 | × 要注意 | × 多孔質・要注意 | ◎ 優秀 |
| 施工精度のブレ | × 職人依存 | × 職人・方角依存 | ◎ ほぼなし(工場製) |
| 長期性能の安定性 | △ 管理が必要 | △ スキンカットで低下も | ◎ 非常に安定 |
| コスト | ◎ 安価 | △ やや高め | △ 高め |
| 防火性 | ◎ 不燃材料 | ○ 難燃性 | ○ 難燃処理済み |
| 環境への配慮 | ◎ リサイクル原料 | △ 製品による | △ 製品による |
熱伝導率が低いほど断熱性能が高くなります。数値の目安でイメージしてみましょう。
※グラフは断熱性能の高さのイメージを視覚化したもので、実際の数値は製品・施工方法によって異なります。
ハルクホームが硬質ウレタンフォームを選ぶ理由
ここまで3種類の断熱材を比較してきましたが、ハルクホームではスーパーウォール工法(SW工法)を採用しています。これは、LIXILが開発した高性能な住宅工法で、硬質ウレタンフォームを充填したパネルで家全体をまるごと包み込む「外皮一体型」の断熱システムです。
- 家全体を「切れ目なく」断熱できる 柱や梁の間に断熱材を充填する方法では、構造材が「熱橋(ヒートブリッジ)」となり、そこから熱が逃げてしまいます。SW工法は家全体をパネルで包む設計のため、熱の逃げ道をつくらず、均一で高い断熱性能を実現します。
- 工場製造だから品質が均一・安定 現場で吹き付けたり詰め込んだりする方法と違い、パネルは工場で精密に製造されます。職人の技術に依存せず、どの現場でも同じ高品質を再現できます。ハルクホームが60年の結露保証を提供できるのも、この品質の安定性があってこそです。
- 光熱費の削減と快適さを長期間キープ 高い断熱・気密性能により、冷暖房効率が大幅に向上します。「夏は涼しく、冬は暖かく、足元まであたたかい」住まいを実現し、光熱費の削減にもつながります。断熱性能は新築時だけでなく、長期にわたって維持されることが重要で、SW工法の安定した品質がそれを可能にします。
よくある質問
実際の断熱性能、モデルハウスで体感してみませんか?
「断熱材の違い」は数字やスペックだけではなかなか伝わりません。
ハルクホームのモデルハウスでは、スーパーウォール工法による
高断熱・高気密の住まいを実際に体感していただけます。
「暖かい家って、こういうことか!」をぜひご自身で感じてください。
受付時間 9:00〜18:00 定休日:水曜・第1・3火曜・祝祭日
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家の中の温度差を減らして快適な暮らしを可能にする高断熱・高気密住宅をご提供しております。 一棟一棟を大切に建てる。丁寧な仕事でお客様にお応えする。 私達は多様なお客様のご要望をすべてしっかりと受け止めることから始めます。 家づくりに関するお困りごとがありましたらぜひお気軽にご相談ください!
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