ハルクのブログや
ハルク通信

Blog/ハルク通信/イベント

ハルクのCustomer Fast Project⑪

断熱材の種類と違いを徹底比較|グラスウール・発泡ウレタン・硬質ウレタンフォームどれがいい?

HULK HOME COLUMN Vol.02 — 断熱材のすべて

断熱材の種類と違いを徹底比較
|グラスウール・発泡ウレタン・硬質ウレタンフォーム、どれがいい?

家の快適さを大きく左右するのに、意外と知られていない「断熱材」。今回はその種類と特徴をわかりやすく比較・解説します。家づくりの参考にぜひお読みください。

「夏は暑くて冬は寒い…光熱費も毎月高い…」そんなお悩み、もしかしたら断熱材の性能が関係しているかもしれません。

断熱材は壁・天井・床の中に隠れているため、完成した家からは見えません。でも、住み心地・光熱費・結露リスクなどに直結する、家づくりにおいてとても大切な素材です。今回のコラムでは、住宅でよく使われるグラスウール・発泡ウレタン・硬質ウレタンフォームの3種類を徹底比較します。

PART 1

そもそも断熱材って何?基礎知識を整理しよう

断熱材とは、熱の移動を遅らせるために壁・天井・床に入れる素材のことです。夏の暑い外気や冬の冷気が室内に入り込むのを防ぎ、室内の快適な温度をできるだけ保つ役割を担っています。

断熱材がないと何が起きるの?

断熱材の性能が低い家では、次のような問題が起きやすくなります。

  • 光熱費が高くなる 冷暖房の効きが悪く、エアコンをフル稼働させても部屋が温まらない・冷えないという状況になりがちです。毎月の光熱費に大きく影響します。
  • 結露が発生しやすくなる 壁や窓の温度差が大きくなると結露が生じ、カビや腐食の原因になります。建物の寿命を縮める大きな要因のひとつです。
  • ヒートショックのリスクが上がる 暖かいリビングから寒い脱衣所・浴室への急激な温度変化は、血圧の急上昇を招き、ヒートショックの原因になります。特にご高齢の方には深刻なリスクです。
断熱性能を表す「λ(熱伝導率)」とは?

断熱材の性能を比較するとき、よく使われる数値が熱伝導率(λ:ラムダ)です。これは「熱をどれだけ通しやすいか」を示す数値で、数値が小さいほど断熱性能が高いことを意味します。一般的に0.020〜0.050(W/m・K)の範囲の素材が住宅断熱材として使われています。

🏭 断熱材は住宅以外にも大活躍している!
断熱材は実は私たちの身の回りのあらゆる場面で活躍しています。
たとえば冷蔵庫・冷凍庫の壁の中には硬質ウレタンフォームが使われており、庫内の低温を保っています。宇宙服や登山用防寒具には繊維系の断熱材が応用されており、過酷な環境下での保温を実現しています。また自動車のボンネット内側・新幹線の車体にも吸音・断熱素材が使われています。住宅用と同じ素材が、産業・工業・宇宙まで幅広く応用されているのです。
断熱材の種類は大きく3つに分類される

住宅に使われる断熱材は大きく「繊維系」「発泡プラスチック系」「天然素材系」の3カテゴリに分かれます。今回解説する3種類はそれぞれ以下のカテゴリに属します。

断熱材名カテゴリ施工方法主な原材料
グラスウール繊維系充填断熱リサイクルガラス
発泡ウレタン(現場発泡)発泡プラスチック系吹き付け断熱ポリウレタン原液
硬質ウレタンフォーム発泡プラスチック系充填・外張り断熱高密度ポリウレタン

PART 2

3種類の断熱材を徹底解説

それぞれの断熱材について、素材・作られ方・メリット・デメリット・家以外での用途など、多角的に解説していきます。

🪟
グラスウール
Glass Wool
繊維系断熱材
素材・作られ方

グラスウールは、ガラスを高温で溶かして繊維状に引き伸ばし、綿のように成形した断熱材です。主な原料はリサイクルガラスで、廃ガラスびんなどが再利用されています。細いガラス繊維の間に空気を閉じ込める構造で断熱性能を発揮します。製品はロール状や板状(ボード)に加工され、現場で柱と柱の間に充填して使用します。

✅ メリット
コストが安く、最も普及している断熱材。不燃素材のため防火性能が高い。素材の安定性が高く、長期間品質を保ちやすい。軽量で施工しやすく、リサイクル原料由来のため環境負荷が低い。
❌ デメリット
水分を吸収すると断熱性能が著しく低下する。施工精度が職人の技術に依存するため、隙間ができやすい。繊維が飛散するため施工時の防護が必要。湿気対策として防湿シートとのセット施工が必須。
🏠 家以外での用途
防音・吸音材として録音スタジオや劇場の壁に使用。工場・倉庫の断熱材、航空機の断熱・吸音材、自動車のエンジンルームの遮熱材としても広く使われています。
📊 こんな家に向いている
コストを抑えてしっかり断熱したい方、防火性能を重視する方。施工精度が高い腕のいい工務店と組み合わせることで本来の性能を発揮します。
熱伝導率 0.036〜0.050 W/m・K
防火性 不燃材料
コスト ◎ 安価
耐水性 △ 注意が必要
施工難易度 △ 職人依存
💨
発泡ウレタン(現場発泡)
Spray Foam Insulation
発泡プラスチック系
素材・作られ方

発泡ウレタンは、2種類の液体(イソシアネートとポリオール)を混合して現場で吹き付け、化学反応によって発泡・硬化させる断熱材です。スプレーガンで壁や屋根裏に直接吹き付けると、みるみるうちに膨らみ、隅々まで充填されます。この「現場発泡」の特性が最大の特徴です。

✅ メリット
液体状で吹き付けるため、複雑な形状の隙間にも充填できる。吸音効果が高く、施工コストはグラスウールより低めの工法もある。
❌ デメリット
①性能ムラ:現場で液体を吹き付けるため、日当たりや気温の影響で東西南北の面によって発泡度が異なり、家全体で断熱性能にムラが生じやすい。
②スキンカット問題:膨らみすぎた箇所は「スキンカット(表面の緻密な層を削り取る作業)」が必要になることがある。カット後の断面は多孔質になるため、湿気が入り込みやすくなる。
③結露リスク:多孔質構造のため湿気を吸いやすく、内部結露が発生するリスクが高まる。長期的な建物ダメージにつながる可能性がある。
④職人依存:仕上がりの均一性は施工者の技術に左右される部分が大きい。
🏠 家以外での用途
冷蔵庫・冷凍庫・冷蔵コンテナの断熱(配送中の温度管理に活躍)。船舶の断熱材、パイプラインの保温材、サーフボードの芯材など、産業用途でも広く使われています。
📊 こんな家に向いている
複雑な形状の屋根裏や壁まわりへの充填に向いているが、方角による性能ムラや結露リスクも理解した上で選択することが重要。施工会社の技術力の見極めが特に大切な断熱材です。
熱伝導率 0.020〜0.040 W/m・K
防火性 △ 素材による
コスト △ やや高め
耐水性 △ 多孔質で注意
施工難易度 △ 職人・方角依存
🏆
硬質ウレタンフォーム(ボード系)
Rigid Urethane Foam Board
ハルクホーム採用
素材・作られ方

硬質ウレタンフォームは、高密度のポリウレタンを工場で発泡・成形し、板状(パネル状)に仕上げた断熱材です。工場製品のため品質が均一で、現場に搬入されたパネルを壁・床・天井に組み込む形で施工します。発泡ウレタンと同じウレタン系ですが、工場で精密に製造されるため、性能のバラつきが極めて少ないのが特徴です。スーパーウォール工法では、この硬質ウレタンフォームを高密度に充填したパネルで家全体を包み込みます。

✅ メリット
3種類の中で最も高い断熱性能(熱伝導率が最小)。工場製造のため品質が均一で施工ムラがなし。優れた寸法安定性で長期間にわたり性能を維持。防湿性・気密性が高く結露リスクが低い。圧縮強度が高く、床下に使っても変形しにくい。
❌ デメリット
3種類の中でコストは最も高め。パネル状のため複雑な形状への対応には加工が必要。施工方法が工法ごとに決まっており、対応できる工務店が限られる。
🏠 家以外での用途
冷蔵庫・冷凍庫の外壁パネル(高い断熱性が求められる食品保存に必須)。LNGタンカーの超低温断熱材、医療用保冷ボックス、宇宙探査機の断熱構造材にも使われる最先端素材です。
📊 こんな家に向いている
断熱性能に一切妥協したくない方、長期的な品質維持を重視する方、結露による建物ダメージを防ぎたい方。ハルクホームの60年結露保証を支える素材がこれです。
熱伝導率 0.020〜0.028 W/m・K
防火性 ○ 難燃処理済み
コスト △ 高め
耐水性 ◎ 非常に良好
施工難易度 ◎ 均一・高精度

PART 3

3種類を徹底比較!選ぶときのポイント

3種類の断熱材を主要な項目で一覧比較します。どの性能を重視するかによって、最適な断熱材は変わってきます。

比較項目グラスウール発泡ウレタン硬質ウレタンフォーム
断熱性能△ 標準的△ 方角でムラあり◎ 最高水準
気密性△ 施工次第△ 施工次第◎ 非常に高い
耐湿・防露性× 要注意× 多孔質・要注意◎ 優秀
施工精度のブレ× 職人依存× 職人・方角依存◎ ほぼなし(工場製)
長期性能の安定性△ 管理が必要△ スキンカットで低下も◎ 非常に安定
コスト◎ 安価△ やや高め△ 高め
防火性◎ 不燃材料○ 難燃性○ 難燃処理済み
環境への配慮◎ リサイクル原料△ 製品による△ 製品による
断熱性能をグラフで見てみると…

熱伝導率が低いほど断熱性能が高くなります。数値の目安でイメージしてみましょう。

硬質ウレタンフォーム
最高水準 λ≒0.023
発泡ウレタン
高性能 λ≒0.034
グラスウール
標準的 λ≒0.045

※グラフは断熱性能の高さのイメージを視覚化したもので、実際の数値は製品・施工方法によって異なります。

POINT|断熱材は「性能」だけで選ぶのは危険
カタログ上の断熱性能が高くても、施工精度が低いと本来の性能を発揮できません。特に発泡ウレタンは、東・西・南・北の面によって温度や日射条件が異なるため、方角ごとに発泡度が変わり性能にムラが生じやすいという現実があります。膨らみすぎた部分は「スキンカット」と呼ばれる表面削り取り作業が必要になりますが、カット後の断面は多孔質になって湿気を吸いやすくなり、結露リスクが高まるという問題もあります。素材のスペックだけでなく、工法の特性・施工環境・職人の技術力をセットで検討することが、長く快適な家づくりへの近道です。

PART 4

ハルクホームが硬質ウレタンフォームを選ぶ理由

ここまで3種類の断熱材を比較してきましたが、ハルクホームではスーパーウォール工法(SW工法)を採用しています。これは、LIXILが開発した高性能な住宅工法で、硬質ウレタンフォームを充填したパネルで家全体をまるごと包み込む「外皮一体型」の断熱システムです。

SW工法が選ばれる3つの理由
  • 家全体を「切れ目なく」断熱できる 柱や梁の間に断熱材を充填する方法では、構造材が「熱橋(ヒートブリッジ)」となり、そこから熱が逃げてしまいます。SW工法は家全体をパネルで包む設計のため、熱の逃げ道をつくらず、均一で高い断熱性能を実現します。
  • 工場製造だから品質が均一・安定 現場で吹き付けたり詰め込んだりする方法と違い、パネルは工場で精密に製造されます。職人の技術に依存せず、どの現場でも同じ高品質を再現できます。ハルクホームが60年の結露保証を提供できるのも、この品質の安定性があってこそです。
  • 光熱費の削減と快適さを長期間キープ 高い断熱・気密性能により、冷暖房効率が大幅に向上します。「夏は涼しく、冬は暖かく、足元まであたたかい」住まいを実現し、光熱費の削減にもつながります。断熱性能は新築時だけでなく、長期にわたって維持されることが重要で、SW工法の安定した品質がそれを可能にします。
💡 断熱性能は「省エネ等級」でも確認できます
住宅の断熱性能は国が定める「断熱等性能等級」(1〜7)で評価されます。2025年から新築住宅への省エネ基準適合が義務化されており、最低でも等級4が必要になりました。ハルクホームのSW工法は、最高等級に対応できる断熱性能を備えています。住宅購入時はカタログの「等級」も必ずチェックしてみましょう。

よくある質問

Q断熱材は後から変えることはできますか?
A既存住宅の断熱材を後から交換するのは、壁や天井を大規模に解体する必要があるため、非常にコストがかかります。断熱材は新築時に最適なものを選ぶことが重要です。リフォームの場合は、内壁に断熱ボードを重ねる「内断熱リフォーム」などが選択肢になりますが、新築時の選択には及ばないことが多いです。
Q断熱性能が高いほど夏も快適になりますか?
Aはい。断熱性能が高いと、夏の外気の熱が室内に入り込みにくくなるため、冷房効率が上がり快適に過ごせます。ただし断熱だけでなく、窓の遮熱性能(Low-E複層ガラスなど)や通風設計、日射遮蔽(庇・軒の深さ)との組み合わせが重要です。
Qグラスウールは体に害はありませんか?
A施工時に細かいガラス繊維が飛散し、皮膚や目に刺激を与えることがありますが、壁の中に封入された完成後の住宅では問題ありません。WHOの研究では、グラスウールは人体への発がん性に関してリスクが低いとされています。ただし施工は必ず専門業者が適切な防護を行って実施します。
Q断熱材と気密は別物ですか?
Aはい、断熱と気密は別の概念です。断熱は「熱の伝わりにくさ」、気密は「空気の漏れにくさ」です。断熱性能がどれだけ高くても、気密性が低いと隙間風が入り、体感温度が下がりせっかくの断熱効果が活かせません。断熱と気密をセットで高めることが、本当に快適な住まいへの近道です。
Q断熱性能が高い家は建築費が高くなりますか?
A初期費用は高くなる傾向があります。ただし、断熱性能が高いと毎月の光熱費が大幅に削減されるため、長期的には「トータルコスト」が逆転するケースも多いです。また、住まいの快適性・健康への好影響・資産価値維持も考慮すると、高性能断熱材への投資は非常に合理的な選択です。

実際の断熱性能、モデルハウスで体感してみませんか?

「断熱材の違い」は数字やスペックだけではなかなか伝わりません。
ハルクホームのモデルハウスでは、スーパーウォール工法による
高断熱・高気密の住まいを実際に体感していただけます。
「暖かい家って、こういうことか!」をぜひご自身で感じてください。

受付時間 9:00〜18:00 定休日:水曜・第1・3火曜・祝祭日

NEXT COLUMN — 次回のコラム予告
次回は「窓の選び方」を徹底解説!

断熱材をせっかく高性能にしても、窓から熱が逃げていては意味がありません。
次回は複層ガラス・トリプルガラス・サッシの素材の違いなど、
家の快適さを大きく左右する「窓」について詳しくご紹介します。どうぞお楽しみに!🪟

千葉県鎌ヶ谷市・船橋市周辺で注文住宅ならハルクホームにお任せください!

家の中の温度差を減らして快適な暮らしを可能にする高断熱・高気密住宅をご提供しております。 一棟一棟を大切に建てる。丁寧な仕事でお客様にお応えする。 私達は多様なお客様のご要望をすべてしっかりと受け止めることから始めます。 家づくりに関するお困りごとがありましたらぜひお気軽にご相談ください!

お問い合わせは、お電話またはメールにて承ります!

お電話の場合はこちら:0120-869-406 メールの場合はこちら:お問い合わせ専用フォーム イベント一覧はこちら:イベント一覧ページ モデルハウスについてはこちら:モデルハウス詳細ページ 規格住宅の一覧ページはこちら:規格住宅一覧

施工事例も更新しているのでぜひご覧ください!

ハルクホーム なんかいいな!
と思ったら。

鎌ケ谷市のモデルハウスを見に行きたいのですがとお電話ください

モデルハウスのご予約はコチラから

0120869406

受付時間/9:00〜18:00

モデルハウス見学予約フォーム
ハルクのおすすめコンテンツ